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夏目漱石の妻 2話のあらすじと感想「我が輩は猫である」

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出典:NHK公式サイトより

夏目漱石の妻 2話のあらすじと感想「我が輩は猫である」

夏目漱石の妻 2話「吾輩は猫である」のあらすじ

明治32年、熊本。
夏目金之助(漱石)(長谷川博己)と妻鏡子(尾野真千子)の間に待望の子供が生まれる。
子供は筆子と名付けられかわいがられた。
しかし翌年6月に国から金之助は2年間のイギリス留学を命じられる。

金之助が留学中に鏡子と筆子は鏡子の実家で過ごすこととなった。

2年も知らない国にいくことで鏡子は不安で仕方ない。

明治33年9月、金之助はイギリスへ。


翌年の冬には次女の恒子が生まれた。
時折、金之助から手紙が届くが鏡子はなかなか返事が書けないでいた、それでも父の重一(舘ひろし)は返事を書いた方が良いという。
金之助が最近神経衰弱気味だと言う話もあり重一も心配している。

鏡子は重一のことを心配している。
貴族院書記官長だったが政権が交代し重一は全ての職を解かれ無職となる。

やがて、鏡子達は重一の援助も受けられなくなり生活も苦しくなってきた。

鏡子は金之助の古くからの友人正岡子規(加藤虎ノ介)を尋ね、金之助のことが心配だと話をする。
正岡は金之助が帰ってきたら暖かく迎えて欲しいと話をする。

明治36年1月、金之助が2年半ぶりに帰国した。
帰国した金之助は異様に鋭い目をしていた。
そして、父も失職しすっかり貧乏暮らしになったわが家に愕然とした。

そんな現状にまた熊本に戻って教師を続けるしかないのかと落ち込む。
金之助はイギリスでの生活に疲れ果てていた。

「金があったらなあ」と遊んで暮らしたいという金之助。
「私も欲しい!」と鏡子も答える。


金之助は不本意ながらも東京の高校で教師となった。
しかし、金之助は妄想から女中や娘に暴力を振るうようになっていた。

子供が唄を歌っているだけでも怒り出し暴れた。

やがて鏡子にも家を出て行けと言い、鏡子は子供を連れて家を出た。

鏡子が行くところと言えば実家しかなく、重一のもとに転がり込んだ。
最近、金之助が重一に手紙を頻繁に送っているという。
内容は妻の鏡子のできが悪いから別れて返したいというものらしい。
鏡子がそうなったのは中根家の育て方が悪かったからだということも書かれているという。

鏡子は思い悩んでいた。
自分が別れて金之助が元気になるならそれもいいというが時折やっぱり夫婦を感じることもあり素直に別れることはできないと涙を流した。

鏡子は帝大医学部の教授呉秀三に話を聞くと金之助には重い神経症状が見受けられるという。
やっかいな病気だという。

その言葉で鏡子は金之助が暴れる原因が自分ではなく病気だと聞き逆に安心して、そばにいて看病をしなくてはと喜んで帰って行った。
「夫をこのまま放り出すわけにはいきませんから」と笑顔で呉に告げた。

家に帰ると鏡子は食事の支度をはじめる。
それでも出て行けと怒鳴り散らす父に泣き出す娘たちに「ここが私たちの家です」と笑顔で話をした。
「私たちはもう出ていきませんから」と金之助に宣言した。

ほどなく三女の栄子が生まれる。
金之助はあいかわらずよく怒鳴り散らすが鏡子は冷静を装いながら金之助に接していた。
金之助の異常な行動は数ヶ月にも及び時には書斎を破壊するほどだった。


そんな時、父の重一が訪ねてきた。
そして、借金が返せなくて困っているという。
金を借りたいというのではなく金之助に借金の保証人になって欲しいという。

父を助けたい気持ちはあるが自分たちのことで精一杯で逃げ出したいこともあるという。
そして病気の金之助を助けたいと言う。

涙を流し謝る鏡子に重一は借用書をしまい、帰って行った。

父が帰った後も泣いている鏡子に金之助は話しかけ、明日鏡子の弟の倫(ひとし)を呼ぶようにと言った。

そして翌日中根倫が金之助の元に来る。
そして重一が借金の保証人になって欲しいと言われたことを話す。

しかし、本当は自分が保証人になるべきなのかもしれないと言う。
ただ、そのことで共倒れになる可能性もある。
結論は鏡子と同じく保証人にはなれないと告げる。

そうなると重一を見捨てることになるが倫と倫の母親は自分が生きている限り責任を持って守ると約束をした。

そして、今日作った金だと400円を差し出すが倫は受け取れないと金を差し替えした。
それでも金之助は金を倫に握らせ「いいから持って行け」と言った。

倫は涙を流して頭を下げた。
鏡子も金之助の思いに涙ぐんだ。

倫が帰った後、鏡子は金之助に再び頭を下げる。
「これで君は帰るとこがなくなったな」という金之助に「いいんです、私にはこのうちがありますから」と言った。
金之助は少し優しい顔をして何も言わずに立ち上がった。

数年後、重一は亡くなった。


夏目家にはいつしか野良猫がよく来るようになっていた。
追い出しても追い出してもやってきた。
聞けばその猫は爪の先まで黒い「福猫」だという。

鏡子と子供達は猫がかわいくなってしまいエサをあげてしまった。
金之助に怒られると思っていた鏡子と娘達だったが金之助は「来るものはしかたない」と飼っても良いと言った。

そんな時、金之助は猫を見て猫のまねをした。
四つん這いで歩いてみたり「にゃ」と言ってみたり。

そして、夜な夜な何かに取り憑かれたように机に向かい何かを書いていた。

そんな時、夏目家に泥棒が入ったが程なく犯人が捕まり盗まれた衣類が戻ってきた。


そんな中、猫が来てから金之助の調子も少し良い様子だ。
そして、最近金之助が夜な夜な書いていたものが完成した。
友人の高浜虚子に読んでもらう。
声に出して読んでもらう。

「我が輩は猫である。名前はまだない........」

金之助と高浜は声を出して笑った、戸の外で聞いていた鏡子も面白くて仕方なかった。

金之助が書いていたのは猫から見た人間を書いた小説だった。

夏目漱石の妻 2話「吾輩は猫である」の感想

夏目漱石がこんなにも波乱に満ちた人だとは知りませんでした....

いろいろな意味で育ちの良い人かと思って言いましたがかなり苦労をしていたんですね。
2話の最後では「我が輩は猫である」が登場することになりますがそれまでに鏡子の支えた日々や病気との闘いがあったことは意外でした。

今では精神疾患は珍しくありませんが当時は受け入れることも難しい時代だったのではないでしょうか、それでも「そばにいて看病しなくては」という鏡子の気持ちが少しずつ金之助の病気を解放に向かわせたのでしょう。
そして、猫が来てからも病気が少し良くなったようだというのも今はペットセラピーのような効果もあったのかもしれませんね。