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夏目漱石の妻 3話のあらすじと感想「やっかいな客」

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夏目漱石の妻 3話のあらすじと感想「やっかいな客」

夏目漱石の妻 3話「やっかいな客」あらすじ

夏目金之助(後の漱石:長谷川博己)は夏目家に迷い込んできた猫をモチーフに「猫から見た人間の世界」を描いた小説「吾輩は猫である」を書き上げた。
漱石というペンネームで明治38年正月に雑誌に掲載され本として出版された。
すぐに話題の人気小説となった。

漱石の妻鏡子(尾野真千子)は家の前で奇妙な人物を見かける。
その男は金之助の養父塩原昌之助(竹中直人)

小説を書き始めてからは金之助の心持ちは落ち着いていたがここ数日は落ち着かない様子だった。

そして、明治39年の暮れに夏目家は家主の都合で引越をすることに。
そんな中、金之助は務めている帝都大学を辞めて新聞社に入ることを考えていた。
新聞社では給料付きで小説を書いて欲しいとの声がかかったという。
元来、教師という職業をイヤイヤやっている金之助はチャンスだと思っていたが鏡子はいつクビになるかもしれない新聞社に転職することには賛成しなかった。

翌年、明治40年の春、新聞社の主筆が家に訪ねてくる。
鏡子はそれでも新聞社への転職に難色を示した。

提示された月給を聞くと心揺れたがそれでも反対だと言った。
それでも新聞社に行きたいと言う金之助に鏡子は「好きにしてください」と答えた。
表向きは反対だが心の奥では金之助の夢に乗ってみたいという鏡子の葛藤の末の決断だった。
鏡子にとってもまた大きな決断となったがそれでも金之助を支えていく気持ちに変わりはなかった。

そんな時、また金之助の前に塩原昌之助(竹中直人)が姿を現す。

家の鏡子の元には代言人(弁護士)という榎本という男が訪ねてくる。
そこで塩原が金之助に会いたいと言うことらしい。
塩原は金之助の養父だと知る。
塩原も一緒に来ていた。

家で塩原と金之助が再会する。

代言人の榎本は養父だったが21才の金之助を夏目家に金で売った。
しかし、今になってまた縁を戻したいと言う。

金之助は塩原と縁を切る際に「縁は切れるが人として不誠実なことはしない」という内容の念書を書いていた。
そのことで過去のことを思い出しその場を逃げるように席を立った。
塩原の狙いは一目瞭然。
金が欲しくて来に違いない。


数日後、鏡子は金之助の兄の元を訪ねる。
そして、塩原のことを相談する。

かつては本当の父は金之助に冷たかった、逆に塩原は金之助に甘かったが塩原から離れたことで金之助は夏目家で難しい立場になっていた。

本来なら金之助は塩原にいた方が幸せだったのかもしれないと金之助の兄は回想した。

鏡子は帰り道で塩原に会った。
そして金之助を甘やかして育て、本当は金之助を手放したくはなかったと言った、元々は裕福な家庭だったが自分の代で落ちぶれてしまった悔しさを分かるかと鏡子に問いかけるが鏡子もまた同じような経験をしていた。

「おぼれる者はわらをもつかむ」という表現を塩原がすると「夏目は細いわら、つかんだら沈んでしまいます」と答える。
塩原は「一緒に沈むなら本望」と立ち去った。

鏡子が家に戻ると金之助は胃痛で休んでいた。
このところ胃の痛みが絶えない。


雨の日、塩原が夏目家を訪ねてくる。
2時間も待たせているが一向に帰らない。
鏡子はそんな金之助の姿を見るのが耐えられなかった。
そして塩原が縁を戻したいと言った。
最後には金を貸せと言い出した。

金之助が新聞社から相当な月給をもらっていると確信している。
昔、金之助にしたことを恩に着せている。
そしてその見返りに金をよこせという。

しかし、金之助は胃痛がひどく立ち上がれない。
そんな様子を見て塩原は「仮病じゃあるまいな?」と言う。

それでも「このひとはたったひとりの大事な親だったんだ」と言うと塩原はうろたえた様子で帰って行った。

塩原が帰ると鏡子は3年かけて貯めた貯金を塩原に差し出す。
そして「私たちは明日から一文無しです」
「小説を書いてもお金はありません」という。

その代わり念書を返せという。
塩原は念書は渡せないと言うが「念書の中に互いに不人情はよそうと書いてあるでしょ」と言い金之助は人情があるがあなたはどうだと訪ねる。
それでも金が必要な塩原は念書を鏡子に渡し金をむしり取っていった。

雨の中びしょ濡れで帰った鏡子は塩原から取り戻した念書を金之助に渡した。
「たぶん、もうあの方はいらっしゃらないと思います。」鏡子の言葉に返事もせず念書を破る金之助。
「これでまたひとり身内が減った。」
「身内というのは厄介だが自分が生きてきた証拠のようなものだからね」とつぶやいた。
そして、「残念だが俺は君ほど強くない」と金之助は部屋に戻った。
涙を流していた鏡子だがそれでも笑った。


夏目家はまた引越をした。
金之助の胃の具合は相変わらず良くはなかった。
明治40年11月、金之助に会いたくて足尾銅山から3日かけてやってきた荒井(満島真之介)という男が夏目家を訪ねてきた。

荒井は足尾銅山の話をしたいと訪ねてきた。
金之助は荒井の話を熱心に聞き気がつけば深夜になっていた。
それからしばらくは荒井の姿は見えなかった。

夏目家に花嫁修業兼お手伝いとして住んでいる鏡子の姪っ子の房子(黒島結菜)が買い物をしていると町に社会主義の活動をしている男達が徒党を組んで行進してきた。
房子が買い物をしていた店主も「ろくなもんじゃない」と拒否反応をし示した。
そこに警察がやってきて男達は蜘蛛の子をちらすように逃げたがその中に荒井の姿があった。

荒井は房子の姿を見つけるとなぜか「逃げるぞ」と手を引いた。
房子は荒井に引かれた手に心地よさを感じていた。

夏目漱石の妻 3話「やっかいな客」の感想

たしかに厄介な客でした。
実際に金之助は塩原のことを完全に拒否していたのではなかったのかもしれません。
確かに幼少のころから縁が切れるまでかなり世話になったようですが確かに金をせびりにきた姿の竹中直人さんは厄介でした(笑)

それにしても尾野真千子さんの演技は素なのか分からないほどのナチュラルな感じですが見ていてもとてもなごみます。

次週はなぜか壇蜜さんが登場する模様ですが早くも最終回となります。

もう少し長くてもいい感じですが続編を期待します。

夏目漱石については人柄までは触れたことがなかったのですが本当に変わった人です........